製版は、
印刷工程のスタート地点
森田 務
プリプレス(製版)
2000年度入社
深化し
続ける。
子どもの頃から絵を描くのが好きだったので、専門学校へ進学してグラフィックデザインを学びました。卒業後は異業種での勤務経験を経て、専門学校で学んでいたデザインの知識が何かしら生かせるかなと思い、ユニックスに入社しました。
最初の2年ほどは印刷部門で、その後は現在の製版部門で働いています。僕は、デザインチームからあがってきたデータを印刷機で使えるように製版用データに出力する、刷版という工程を主に担当しています。例えば学習参考書のようなページものであれば、ページを組み合わせるように原稿データを丁付けする面付という作業をしたり、印刷に必要な情報をシステムに入力したりといった作業を行います。現場でいえば、すべての印刷工程の最初に当たるスタート地点のような感じです。
可能性を
想像することが大切
プリプレスは、印刷工程のスタート地点であると同時に、最後の工程までの指示書をつくるような役割も持っている部門です。特殊な加工があるから寸法に注意して印刷してほしいとか、半分に切るからこの面付で配置しているとか、そういった印刷に関する詳細の指示役も担っています。
そのため、全体の流れやほかの部門のことについてもしっかりと理解しておかないといけません。自分のことだけをしているのではダメで、営業から製版、印刷、製本加工と流れ全体を理解して、いろんな可能性を想像できるように僕自身も日頃から心掛けています。そういう点では、入社後に印刷部門を経験していることは自分にとって大きいですし、特にこの製版部門では広い視野を持つことは大切だと感じています。
物事と
向き合う姿勢
弊社は学習参考書を印刷していますが、娘が学校から持って帰ってきた教科書の中に弊社で刷ったものがあったときはうれしかったですね。商業施設のフードコードで学生さんが開いているテキストもそうだったりするのを見かけると、自分の仕事がちゃんと社会の中で機能して、子どもたちのためになっているんだと感じられて、少し胸を張れるような気持ちにもなります。
僕自身の学生時代を振り返ると課題に追われていた印象が強いのですが、デザインを勉強するうえでものの考え方を突き詰めて教えてもらい、自分自身も深く考えて学びました。何か1つのことに一生懸命取り組むことは、大変だったとしても必ず後々自分の自信につながります。真摯に物事と向き合う姿勢は、勉強にも趣味にも仕事にも、広く人生に生かせるものです。就職活動中の皆さんも、そうした一つひとつの経験を大切に積み重ねていってほしいと思います。
Keep Moving…
部門内でのコミュニケーションに加えて、
部門を越えた連携も日々取りながら、
社員一人ひとりが自分の力をより生かせるフィールドで活躍しています。
ユニックスでは、幅広い印刷製本技術をベースに新しい印刷の可能性を探りながら、
日々モノづくりを行っています。
ここでは、4つの部門(セールス、プリプレス、プレス、ポストプレス)で働く社員を紹介します。
この仕事を目指したきっかけや仕事のやりがい、
大切にしていることなど4人の想いに触れていただくことで、
ユニックスの雰囲気が少しでも伝わればと思います。
お問い合わせ
Tel. 082-231-2131
Email. unixsunny.ocn.ne.jp